誰でもすべての星の要素を持っている

占いで、「この人はこういう性格である」「潜在的にこういう性質を持っている」ということがわかるときがあります。でも、それが現実にどのように表れているかは様々です。

いくら本来のその人がそういう性格を持って生まれているとしても、日常生活で、あなたがその人と接しているときにそれが表れてこなければ、その性質がないのと同じようなものです。

もちろん、これを効果的に利用することもできます。

たとえば、「普段はとても温和に見えるけれど、本来持っている性格は熱しやすい部分があるので、怒らせないように話を進めたほうがいい」というように、相手との向き合い方を考えるときに、このような情報を利用している人はいます。

ですが、それだけで相手の性格を勝手に決めつける恐れも出てきます。

「あの人はこういう面を持っているらしいから、私とは合わないかもしれない」「あの人はあの星だから、こうに違いない」というように、決めつけて眺めるのです。

自分が相手と直接話したり、接して感じたのならともかく、そのデータだけで判断することには限界があるし、相手に対しても失礼ですよね。

ある占いの本で、私が本来持っている星の特性について読んでみました。私の生年月日から割り出されるいろいろな特性、性格であったり、幼少の頃の特徴であったり、「この人はこういう仕事をすることになる」というような、占いの本によく書いてあるいろいろな特性です。ほとんどの部分は、「私が認識している私」と一致していました。性格から始まる長所、短所、する可能性のある仕事、親や家族との縁、なりやすい傾向など、「なるほど、そのとおり」と思えるところがたくさんありました。「ここは絶対に違う」というところは、ほとんどなかったような気がします。

ところが面白いことに、その本の続きには、「どうですか?実際はどの星でもあなたに当てはまっているような気がしませんか?」と書いてあったのです。

そこで他の星の特性をすべて読んでみると、たしかに他の星でも私に当てはまる部分がたくさんありました。「裏を返せば、私にはこういう部分もたしかにある」と思い当たる部分がたくさん見つかったのです。こういう経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?当たっているところもあるけれど外れているところもあり、外れている数行には目をつぶって、「当たってる!」と思うわけです。または外れている部分だけを捉えて、「こういうものは当てにならない」と思うのです。仮に、自分の星をどれでもひとつ適当に決めて、そこだけを眺めてみてください。どの星でも、ある程度あなたに当てはまっているように感じませんか?まったく正反対の特徴の星もありますが、「この星だと言われても当たっているなあ」と思えるものもいくつかあると思うのです。

第1章占い師にこんなことを言われたとしても大丈夫!!

たとえ、その人のメインの星は決まっていても、同時にすべての星(だけではなく天体すべて)の影響を少しずつ受けているはずです。誰もが、いろいろな星の要素をあわせ持っているのです。

長所は行き過ぎれば短所になり、ちょっとしたバランスの違いや表現の違いで、あなたに当てはまっているように思えるものがたくさんある、これが普通だと思うのです。

ですから、「本来持っているなにか」それだけで自分の性格を判断することはできません。

そして、誰でもいろいろな要素をあわせ持っているということは、「そうなりやすい傾向」とか「未来に起こりやすい傾向」というようなものも、ますますひとつに決まっているはずがないと思うのです。いくらその星を持っていても、その現実への表れ方は、それこそ星の数ほどもあるのです。